今年度分のふるさと納税、その金額をあなたはどのようにして決めただろうか?
毎年、同じ額をふるさと納税してるよ
私はとりあえず3万円にしてみた。
その位ならまず大丈夫かな…と思って
もし、自分の上限額を把握せずに、制度を利用している方はぜひこの記事を読んで欲しい。
特に2015年度の税制改正で、ふるさと納税の上限額はそれ以前の2倍に引き上げられている。
実は、あなたが思っている以上に枠が空いているかもしれない。
僕はふるさと納税サイトのシミュレーションを使ってるよ。
それなら、大丈夫でしょ?
いや、わからない。
サイト上のシミュレーションは昨年の収入を基準にしていたり、各種控除の計算が考慮されていない簡易的なものであることが多い。
計算に住民税通知書が登場することも多いが、その書類は「昨年の情報」を示すものだ。収入や扶養家族の控除額などは毎年変わることがあるため、実はあまり参考にならない。
特に2018年は配偶者控除の改正も行われている為、なおさらである。
年末調整が終わったということは、確定申告をしない人にとっては、税金を計算するための「課税所得」が確定したことを意味する。
上限額についてもこの「課税所得」を基に決まるので、源泉徴収票を基に計算すればより精緻なふるさと納税上限額をはじくことが可能だ。
3分ほどで入力できるシミュレーターを用意してみたので、源泉徴収票が手元に届いた方はぜひシミュレーションを試してみて欲しい。まだ余裕がありそうな場合は、追加のふるさと納税を検討しよう。
当然ながら、余った枠は繰越すことができないので、年末までに申し込む必要がある。
ふるさと納税とは
特定の自治体を指定して税金を支払うことができる制度で、実質的に住民税の先払いができる制度のことである。
各自治体は「返礼品」を用意しており、わずかな自己負担でその返礼品にありつける制度だ。
「そもそも、ふるさと納税って何?」という方は、まずはこちらを。
ふるさと納税は上限額を超えると「払い損」
ふるさと納税には上限額が決められており、この範囲内で納税する分には自己負担が2000円だけで収まる。
もし、この上限額をオーバーして納税してしまうと、超過分は減税に反映されない
…つまり、その分は純粋な寄付の扱いとなり、「払い損」ということになる。
そうした事態を避ける為にも、当年度の上限額を把握することは非常に重要。
一方で、サラリーマンができる数少ない節税策のひとつであるし、せっかくであれば上限額をフルに利用したいところである。
ふるさと納税の限度額は計算が複雑
ふるさと納税の減税の計算はなかなか複雑で以下のとおり。
ここでの ③個人住民税(特例分) の数字が 住民税所得割額の2割に収まるようにふるさと納税するのが一番賢いやり方なのだが、税務用語がわからなければ何のことやらサッパリだし、自分で計算するのはなかなか大変だ。
源泉徴収票から今年のふるさと納税上限額を計算する
そこで、僕が注目したのは、年末に会社から受け取る源泉徴収票だ。
源泉徴収票は、年末調整という今年の税金計算を終えた証であり、確定申告を行わない人にとっては、そこに記載している値で今年の収入(課税所得)がほぼ確定したことになる。
しかし、源泉徴収票はあくまで「所得税」計算用のもの。
ふるさと納税上限額の基準となる「住民税」の所得を計算するためには少し補正が必要だ。
住民税の計算では、各種控除の額が所得税の計算よりも微妙に少ないのだ。。
例えば、所得900万以下の人の「配偶者控除」は、所得税では38万だが 住民税では33万に設定されている。生命保険料控除なども微妙に違う。
したがって、この「源泉徴収票」の数字から、なるべく正確な住民税用の数字を弾くには、この控除額の差を調整する必要がある。
この調整を、誰でもかんたんにできるようにシミュレーターを作ってみた。
手元に源泉徴収票を用意のうえ、使ってみてほしい。
3分でできる「ふるさと納税上限額シミュレーション」
・事業所得等の他の収入等がある場合は、源泉徴収票だけで上限額の試算はできない。
また、住宅ローン減税を受けている方についてはまずこちらを読んでください。
ふるさと納税は返礼品ランキングで選ぶのがハズレなし!
いかがだっただろうか?
思っていたよりも枠が余っていて驚いた人も多いかもしれない。
ふるさと納税は年末12月31日(大みそか)の23:59、本当の年越しギリギリまで行うことができるので、まだ間に合う。
忙しくてじっくり吟味する時間を節約したい人は、メジャーサイトの人気ランキングを見て選んでおけば、まあ外れを引くことはないと思う。
ここではメジャーどころ2サイトの人気返礼品のランキングページへのリンクを掲載しておく。
楽天ふるさと納税 の返礼品ランキング
・おなじみ楽天グループのふるさと納税版なので、楽天ポイントが使える・貯まる。
・ネット通販とおなじ感覚で利用でき、使い勝手が良い。
・楽天ユーザーは改めての会員登録も不要。
・セール時の買い回り対象になるので、ポイントの倍取りが狙える。「楽天ふるさと納税」返礼品最新ランキングを見る
さとふる の返礼品ランキング
・テレビCMも頻繁に行っていて知名度も高いふるさと納税専門サイト。
・サイト構成が見やすく、ジャンルが分かれており、つかいやすい。
「さとふる」の返礼品 最新ランキングを見る
ふるさと納税返礼品は自分以外にも送付できる!
ふるさと納税は自分で楽しむのももちろんだが、他人に贈ることが可能。
年末年始に実家の親戚みんなでカニを食べたり、中元・歳暮代わりに使ったり。
色んな活用方法があると思うので、思わぬ余り枠があった場合はそれもひとつの手だと思う。
こちらで詳しい方法を解説してるので気になる方はチェック。
ネットラジオ「Voicy」でもふるさと納税について解説してます
ぜひ聴いてみてくださいね。
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